HDRPカスタムパスとシェーダーグラフで鮮鋭化フィルタを作ってみました。
概要
注目画素の値を定数倍し、その近傍の画素値を引きます。それによりエッジが強調されます。
Custom Pass Volume
Custom Pass Volumeコンポーネントには、シェーダーグラフが設定されたマテリアルがアタッチされています。
シェーダーグラフ
まず注目している画素と近傍の画素の計9個のオフセットを定義します。
(-1, 1), (0, 1), (1, 1)
(-1, 0), (0, 0), (1, 0)
(-1, -1), (0, -1), (1, -1)
各オフセットにプロパティの値をかけます。値を大きくするとエッジが太くなります。
スクリーンサイズで割って正規化します。
スクリーン位置を足します。「HD Scene Color」ノードの「UV」に入力します。
サンプリングした結果に、鮮鋭化フィルタのフィルタ係数をかけます。
結果を合計してマスタースタックの「Base Color」に入力します。
これで鮮鋭化フィルタが作れました。