VFXグラフでハエが飛び回るエフェクトを作ってみました。
蝿の画像
素材サイトで蝿の画像をダウンロードし、GIMP等でシルエットを切り抜きます。レイヤーマスクを追加して蝿の部分を白、蝿以外の部分を黒に塗り分けます。
羽の部分が白く残ると不自然なので、透明度を下げました。
サイズを調節して、png形式などでエクスポートします。
VFXグラフ
UnityでVFXグラフを作ります。
Spawnシステムでは、Single Burstブロックで指定の数だけ一度にパーティクルを生成します。
Particleシステムでは、パーティクルをAABoxの表面上の位置をPosition属性にセットします。
AABoxなどを使わずに一点で生成すると一箇所に固まってスタートします。
Updateコンテキストで、飛び回る動きを作ります。「Turbulence」ブロックでパーティクルの速度にノイズを適用し、「Conform to Sphere」でパーティクルを球体に引き寄せます。
蝿の飛び回る動画などを見ながら、適当に値を変更します。
Turbulenceの「Drag」が弱すぎたり、Conform to Sphereの「Attraction Force」が強すぎると、球の形が見えてしまいます。
Turbulenceの「Octaves Uint」が多いとよりリソースを消費します。
「Conform to Sphere」の球の位置が低いとパーティクルが床を突き抜けるので、高めに置いたAABoxの位置にしています。
Outputコンテキストの「Main Texture」にハエの画像をアタッチします。
「Orient」ブロックをでModeを「Along Velocity」にして、画像の上方向をパーティクルの進む方向にしています。画像はカメラの方を向きます。
Set Angle.Zの値を調節して、ハエの頭部が上方向を向くようにします。