HDRPで使える繊維用のシェーダーで、リアルな布を表現してみます。
サンプルをインポートする
HDRPでは、「Cotton/Wool Shader」や「Silk Shader」のサンプルが用意されています。サンプルが見るにはまずパッケージマネージャーでHDRPの項目を選択します。
右側のSamplesを開くと、下部にマテリアルサンプルがあるので、Importボタンをクリックしてインポートできます。
インポートすると、アセットフォルダの中の繊維のサンプルシーンを見ることができます。
サンプルシーン
サンプルシーンには様々な種類の繊維のマテリアルが設定されたゲームオブジェクトが置かれていて、一つ一つに短い説明が付いています。
布のマテリアルは、近くで見ても細かい繊維の質感があります。
こちら側が常に暗く見えるベルベットのマテリアルもあります。
マテリアルを確認
コットンのマテリアルを見てみると、ベースカラーマップやマスクマップ、ノーマルマップがアタッチされていないのがわかります。その代わりに、「Thread Map」と「Fuzz Map」が付いています。
Thread Mapは、ディテールマップのように、AO、Normal、Smoothnessがパックされたテクスチャです。Fuzz Mapはシングルチャンネルで、細かい毛羽立ちなどのディテールを追加できます。参考:https://docs.unity3d.com/Packages/com.unity.render-pipelines.high-definition@12.0/manual/cotton-wool-shader.html