オブジェクトの間でマテリアルやテクスチャを共用すると、使うテクスチャの数が減ってメモリの節約になるはずです。Unityのサンプルシーンでもマテリアルやテクスチャが共用されていることがあります。
マテリアルを共用する
例えば、冒頭のスクリーンショットのポッドでは、土部分と器部分でサブメッシュに分かれていて、別々のマテリアルが設定されています。
このサンプルシーンでは、シームレスなテクスチャの付いたマテリアルがサブメッシュごとに設定されていることが多いです。
そして、この器部分のマテリアルは、円形の広場の大きなプラットフォームでも使われています。
ポッドとプラットフォームのUVレイアウトを見ると、ポッドのUVが小さいのに対して、プラットフォームの方はかなり大きくなっています。
これによって、同じタイリングのマテリアルを、小さなものと大きなもので共用できるようです。
さらに、ポッドの土部分のマテリアルは、中央の部屋のガラスケースの地面にも使われています。
テクスチャを共用する
中央の部屋には、青とオレンジの壁があります。
青い方の壁のマテリアルでは、テクスチャと一緒にカラーピッカーで明るい青色が設定されています。
Projectウィンドウを表示させてこのテクスチャをクリックすると、Assetフォルダでこのテクスチャがハイライトされます。
もう片方のオレンジ色の壁のマテリアルでは、同様にテクスチャと一緒にカラーピッカーでオレンジ色が設定されています。
テクスチャをクリックしてみると、青い壁と同じテクスチャであることがわかります。
このように、テクスチャを共用しながらカラーピッカーの色でマテリアルにバリエーションを作っています。