HDRPのポストプロセスエフェクトを使って、画像をレンズのように歪ませたり曲げたりしてみました。
Lens Distortionを追加する
まず、ヒエラルキービューで「Global Volume」オブジェクトを作りました。
Global Volumeを選択してインスペクタで「New」ボタンをクリックし、新しいボリュームプロファイルを作ります。
すると「Add Override」ボタンから「Lens Distortion」ボリュームオーバーライドを追加できるようになります。
デフォルトでは、各プロパティの左のチェックが切れていて、スライダーや入力欄が無効です。値を変更できるようにするには、このチェックを入れます。左上の「All」をクリックすると、すべてのチェックが入ります。
Lens Distortionの見た目を変更する
Intensityを上げると、魚眼レンズのように効果の中心にあるものが大きく、周りのものが小さくなります。
下げると逆の効果があります。IntensityとScaleを下げていくと、宇宙船が超高速へ移行したような見た目になりました。
「Center」は、効果の中心の位置です。(0.5, 0.5)は画面の中央で、左下が原点のようです。
Xを変えると、エフェクトの中心が横に移動しました。
「X/Y Multiplier」のスライダーを左に動かすと、横/縦方向のエフェクトを弱めることができます。0にするとエフェクトが切れます。
Lens Distortionは、効果を強めると、画面の端に線が現れます。
これは、画面外にピクセルがないからです。この線を隠すために「Scale」の値を変えて画面をズームできます。