Unityのサンプルシーンの壁にはデカールプロジェクターでたくさんのデカールが投影されています。
壁のマテリアルはシンプルですが、これらによって薄っすらと変化が加えられていてリアルな感じです。
デカールプロジェクターをすべて非アクティブにすると綺麗な壁になって味気ないです。
これらのデカールプロジェクターを全選択してみると、マテリアルが共通なのがわかります。
このマテリアルのテクスチャは4つの汚れ画像が一つの画像に統合されたもので、デカールプロジェクターのオフセット値を変えることで表示する画像を変えています。
それぞれは小さめな汚れ画像ですが、引延されて薄っすらと表示されています。
同じように、シンプルな壁のマテリアルに汚れを付けてみました。
デカールプロジェクターを作る
デカールプロジェクターはヒエラルキーウィンドウの+ボタンから追加できます。
Planeオブジェクトも作ってスケールを上げ、壁用のシンプルなマテリアルを付けました。シーンビューでデカールプロジェクターの白い矢印がその壁の面に垂直に向くように、デカールプロジェクターを回転します。
汚れ画像を統合したテクスチャを作り、デカールシェーダーを選択したマテリアルにアタッチして、そのマテリアルをこのデカールプロジェクターにアタッチします。
このデカールプロジェクターを複製していろいろな汚れを付けます。デカールプロジェクターごとにサイズを変えたり、デカールプロジェクターを回転して変化を付けました。「Fade Factor」で不透明度を変えられます。
これで簡単に壁に汚れを付けられました。