デカールプロジェクターやデカールメッシュが特定のマテリアルで無効になるようにしてみました。
デカールレイヤーを有効にする
デカールレイヤーを使って、デカールプロジェクターが影響を与えるメッシュレンダラーを制限することができます。
デカールレイヤーを使えるようにするには、まずHDRPアセットの、Decals > Layersのチェックを入れます。
すると、Project Settingsで、Frame Settingsの「Decal Layers」のチェックを入れられるようになります。
チェックボックスが操作できない場合は、他のクオリティのHDRPアセットでも Decals > Layersのチェックを入れると良いかもしれません。
デカールプロジェクター
デカールプロジェクターには、「Decal Layer」という項目がありますが、デカールレイヤーを有効にするまでグレーアウトしていて、デカールレイヤーが機能しません。
有効化するとドロップダウンから他のレイヤーを選択することもできます。
メッシュレンダラーのレンダリングレイヤーマスク
デカールプロジェクターを、壁と床のオブジェクトに投影されるように配置して、インスペクタで床のPlaneオブジェクトのメッシュレンダラーを見ます。
「Rendering Layer Mask」のドロップダウンを開くと、デカールプロジェクターと同じ「Decal Layer default」のチェックが入っているので、これを切ってみました。
すると、床にデカールが投影されなくなりました。
デカールメッシュはデカールレイヤーが使えないので、床でも有効になっています。
パフォーマンス
デカールを使うには、デカールプレパスで深度をレンダリングする必要があり、これにはCPU負荷がかかります。デカールレイヤーでデカールを無効にしてもこれは変わりません。
デカールプレパスにレンダリングされないようにするには、マテリアルのReceive Decalsのチェックを切ります。